水害に遭われてしまったら 片付け前に記録写真を
熊本市東区の女性行政書士、高木陽子です。
7月4日、熊本県南部にて大変な水害が発生してしまいました。災害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。人吉・芦北地方は風光明媚な球磨川を中心に、温泉やデコポン、SL人吉号、鉄道ミュージアムと楽しいことがたくさんある場所。幼い子連れで楽しめるありがたいエリアです。それが、、、新型コロナ禍の自粛期間を耐え、さあこれからご商売や生活を頑張ろうと、地域の皆さんが色々ご準備されていたであろう矢先の災害。ご心情を察するに、胸が痛いです。
毎年大きな災害が頻発する中、ご存知の方がほとんどと思いますが、片付けの前には家屋の被災状況のわかる記録写真を撮っておきます。今後、被災自治体から、「罹災(りさい)証明書」発行についての発信がなされることと思います。その際に必要とされます。
水害に遭われてしまったら 思い出の写真は諦めずに、乾燥をさせてください
今は片付けが最優先ですが、水害に遭われてしまった「思い出の写真」がもしお手元にあるのなら、諦めないでくださいと伝えたいです。まずは乾燥をさせてください。水没されたアルバムを手元に置いておくことは今は優先順位が上がらないことと思いますが、まずは乾燥をさせてください。乾燥ができていれば、バクテリアやカビの繁殖を抑えることができます。落ち着いた頃、あらためて洗浄するなどの救済の可能性が広がります。
アルバムの場合、ざっと泥汚れを落とした後、洗濯バサミを各ページに挟んで、アルバムのページ同士がくっつかないよう扇のように広げて、空気が全ページに当たるようにして、乾燥させます。一枚ずつの写真は濡れたまま束ねておくと、くっついて剥がれなくなってしまうので、1枚ずつ洗濯バサミ等で吊るして乾かす方法があります。
諦めないで、まず乾燥を。
乾燥方法は、FUJIFILMさんの「被害を受けた写真・アルバムに関する対処法」サイトにも
FUJIFILMさんが、「被害を受けた写真・アルバムに関する対処法」を公開されています。
上記の写真の乾燥方法が画像入りで分かりやすくまとめられています。
「写真が海水や河川の水で濡れた場合の応急処置」(FUJIFILMさんのサイトに飛びます)
FUJIFILMさんの「被害を受けた写真・アルバムに関する対処法」サイトには、乾燥後の対応方法も紹介されています。ご参考になさってください。