こどもへの法教育準備4〜ねこ耳付きパペット人形完成〜
こんにちは。熊本市東区、花笑む行政書士事務所の行政書士、高木陽子です。
当事務所が開業準備当初から「やりたい事業」として掲げている「こども達への法教育」。人形を使って楽しく面白く法や権利のことを伝えたい!とコツコツ人形製作を進めてきました。
そして、2020年10月20日、ねこ耳付きパペット人形が完成しました!前回の製作では、胴体と頭部の接合まででしたので、今回の製作で「髪の毛/耳/顔/洋服の装飾」を進めました。
髪の毛を付けます
今回のパペット人形は、髪の毛とねこ耳のついた子です。個人的に、ふわふわの髪の毛に動物の耳がついた人形が私好み。これから何体作ることになるのか見当もつきませんが、最初の子には「ねこ耳」と決めていました。代表がねこ大好きだからです。
人形の髪の毛はどんな色にしようかなと思案しながら材料を探していた時に、手芸屋さんで綺麗な色の毛糸に一目惚れ。肌の黄色にも相性が良いこの水色の毛糸で、髪の毛のパーツを作ります。前髪、頭頂部からサイドと後ろ、の二カ所には毛糸をほどよく巻いてまとめたパーツを用意。襟足は一本ずつ植毛する作戦です。
最後に散髪するとはいえ、とてもロングヘアです。コロナ禍で一躍有名になった「アマビエ」みたいねえ、と思いながら、次の工程へ行きます。
いよいよ、お顔を作ります
人形製作で一番楽しくて、一番神経を使うのが「顔」。「顔は人形の命」です。元々のイメージイラストや設計図を見ながら、表情が近づくようにパーツを作り、貼っていきます。今回のパーツは、フェルトです。鼻、口、目、とをバランスも見ながら付けていきます。
顔ができたことで、人形に命が吹き込まれたような、そんな嬉しい気持ちになりました。
ねこ耳をどうやって付けるのか問題
常に手を動かしながらどう作るか考えながら製作してきましたが、「ねこ耳」をどう作るかで手が止まってしまいました。「ねこ耳問題」です。頭部の素材は発泡スチロール、耳の素材は布。しかももう髪の毛が付いている。どう接合するべきか、試行錯誤した結果、下記のようになりました。
耳に骨格のようにモールを入れて、綿を詰める。そして、頭部に穴を開けて、毛糸をかき分けてモール部分を頭部へ差し込む、これで接合できました。人形製作はやはり工作だな、と感じます。
散髪、そして胸の蝶ネクタイ
アマビエ状態だった髪を裁ちばさみで散髪します。まっすぐ切るとオカッパ頭の「かっぱ猫」になってしまうので、ふわふわが残るように、一本一本バランスを見ながら切っていきます。
蝶ネクタイの生地は、胴体で使った、我が家の息子の古着の袖部分の布。試しにつけてみたらなかなか良かったので、そのまま採用。ボタンも、着古した子供服からの再利用品です。
完成、そして「人形と学ぶ、ニコニコ法律・権利講座」の実践へ
完成したのが、こちらの人形です。イメージイラスト通りのパペット人形になってくれました。
大学時代にめちゃくちゃ楽しくて没頭した「人形劇」。幼い息子たちが大好きな遊びの一つ、お母さんが演じるパペット人形とのごっこ遊び。子どもたちへ伝えたい「法律やルールは私たちを守ってくれている。あなたには権利がある」ということ。それらを合わせて生まれたのが、「自分でパペット人形を作って、子どもたちに人形を通じて法律や権利を楽しく伝えていこう」という思いです。
大事な伝え方、人形をどう演じていくのか、どうやってどこで表現するのか、まだまだ考えることや勉強することがたくさんです。この子を相棒に、「子どもへの法教育」の実践に向けて邁進していきます。人形を自分で作る行政書士はなかなかいないはず。「人形遣いの行政書士」に興味を持ってくださった方、ぜひご連絡ください。子どもたち、子育て中のパパママたちに、楽しく法や権利・ルールについてお伝えする「人形と学ぶ、ニコニコ法律・権利講座」の実践に向けて準備中です。