豪雨災害の復興支援、行政書士ができる後方支援
熊本市東区の花笑む行政書士事務所、女性行政書士の高木陽子です。
九州各地での豪雨災害発生よりひと月以上が経ちました。被災された方達に心よりお見舞い申し上げます。
新型コロナウィルスの影響によりボランティアは県内の方に限定されていることもあり、現地での復旧作業も時間を要していると聞きます。様々な支援が現地に入っている中で、当事務所は何ができるのかを考えてきました。本来であれば、現地に入って、体を動かすボランティアが一番望まれていることです。しかしながら私は育児中でもあり、被災地で丸一日作業することが叶いません。
現在、花笑む行政書士事務所が行っている支援活動のひとつは、一般社団法人日本カーシェアリング協会さんが熊本県人吉市で行っている「カーシェアリング活動」のお手伝い。日本カーシェアリング協会さんは、東日本大震災時に宮城県石巻市で被災者に無料で車を貸し出す「カーシェアリング」活動に取り組まれ、その後も、各地で起こる豪雨災害の度に現地で支援活動をされている団体です。
当事務所の行っている具体的なお手伝いとしては、被災地でのカーシェアリングのために熊本県内外の個人や法人から寄付された軽自動車の名義を、カーシェアリング協会さま名義へ変更する、「軽自動車の名義変更」手続き。
今回、日本カーシェアリング協会さんが支援に入っている人吉市から、名義変更申請の手続き場所である軽自動車検査協会が位置する熊本市までは、かなり距離があります。日本カーシェアリング協会のスタッフの方がほとんどの車の名義変更手続きをされていますが、そのために人吉市と熊本市を往復するだけでも高速道路を使って3時間以上を要します。
そこで、熊本市東区にある当事務所がピンポイントで、名義変更のお手伝いをさせていただいています。当然、記載されている個人情報の利用や管理などは守秘義務のある行政書士として、適正に扱っています。
七月下旬よりお手伝いを開始し、これまでに3回、計7台分の名義変更のお手伝いをさせていただきました。一台一台に、車をご寄付された方の「被災された方の役に立って欲しい」という優しい気持ちが込められていると感じながら、手続きをさせていただきました。
一定の資格や技術を持った者が自分の専門知識や経験を生かして社会貢献する活動を「プロボノ」と呼ぶそうです。現地へボランティアに行けない分、人吉市で被災された、車を必要とされる方たちへの後方支援と社会貢献になればと今は取り組んでいます。
日本カーシェアリング協会さんが人吉市で実際にカーシェアリングとして無料で貸し出しをされている車は8月10日時点で65台、貸出件数は100件超え。全体数から見れば当事務所は小さなことしかできませんが、細く長く、できることを続けていきます。
一般社団法人日本カーシェアリング協会さんは、facebookで随時活動報告をされています。
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「一般社団法人日本カーシェアリング協会」さんのfacebookページ