【23.2.8】お野菜や卵を販売したい時には管轄の保健所へ届出を〜販売届について〜
こんにちは。軽井沢町大日向の花笑む行政書士事務所、特定行政書士の高木陽子です。2月に入り、気温が少し緩む日が出てきましたね。野鳥たちのさえずりが、春のさえずりに変わってきているようで毎朝賑やかです。軽井沢・御代田に移り住んだ24年前、早朝の野鳥たちのさえずりの声量がとても大きくてその声で目を覚まし、外で誰かが野鳥の声BGMをCDで流しているのかと勘違いしたことが懐かしいです。
仕入れたお野菜や卵の販売をしたい時には、届けが必要です
今日は、お野菜や卵を販売したい時に必要な保健所への届出について、です。
大前提として、ご自身で栽培したお野菜、自分で育てた鶏が産んだ卵を消費者へ自身で直売する時には、保健所への届け出は不要。他所から仕入れて、販売をしたい時に必要な届け出、です。(自分で育てた野菜や卵を小売店などで売ってもらうときには、その小売店が保健所へ販売についての届け出をする必要があります)
「届け出」と「許可申請」の違い
そもそも「届け出」とは何でしょうか。必要な要件を満たし、行政側へ決められた書式(書類)と添付書類を添えて提出して受け取ってもらえれば完了する(受理されたその日から販売可能になる)のが「届け出」です。
それに対して、「許可申請」は必要な要件を満たし、申請に必要な書類と添付書類を行政へ提出し、「審査」されて、「許可」が出る、というものになります。
令和2年に、改正食品衛生法の施行があり、届出が必要になりました
食品を取り扱う営業や販売について定めているのは「食品衛生法」です。飲食による健康被害の発生を防止するための法律です。「食品衛生法」は平成30年に改正があり、届出が必要な項目ができました。その改正した法律が約2年前の令和2年より施行されています。以前の商習慣で「仕入れた野菜や卵は自由に売ってOK」となりがちなので、ご注意ください。
必要な要件:「食品衛生責任者」について
必要な要件として大きいのは、「食品衛生責任者」を設置していること。もし該当される方がいらっしゃなければ、有料の研修を受けることで「食品衛生責任者」になることができます。ただし、対面での研修はエリアごとに日付と定員が定められています。長野県食品衛生協会が開催するR5年度の研修受付は、2023年2月13日からです。
受講を検討されている方は、受付日に予約ができるようにご準備されてください。
なお、オンラインでの研修受講制度(有料)もあります。
詳しくは、下記の長野県食品衛生協会のHPをご覧ください。なお、必ずご自身で情報(流れや料金、日程を含む)を確認の上お申込みください。行き違いや申し込み不備等があられた場合でも弊所では責任を負いかねます。
長野県食品衛生協会のホームページ(外部ページへ移動します)
事務所からのお知らせ
花笑む行政書士事務所では、野菜等販売について、佐久保健所への届出の実績があります。その際には、事業者様がすでに持っていらした「食品衛生責任者」の証明書類の再発行手続きもあわせて担わせていただきました。(紛失されていましたが、行政書士が手続きをし、無事に再発行できました)
自分で届け出ようと思っていたけれど、意外に時間と手間がかかりそう、平日に保健所へ出向く時間を作るのが大変、という佐久地域の事業者様のサポートに入らせていただきます。費用等については、メールか電話にてお問合せください。ヒアリングの上、料金等のご説明をさせていただきます。
最後に、いつものお知らせです。
花笑む行政書士事務所では、自動車について長野ナンバーへの変更手続きについて積極的に行っております。他県から軽井沢へ移住されてきた方からのご依頼が多く、車を複数所有するオーナー様からのご依頼も複数お受けしました。ご自宅車庫に車をおいたままで、行政書士が、ナンバープレートの交換と車の後ろのナンバー左上の王冠をつける封印作業をさせていただきます(出張封印と言います)。お電話かメールにてお問合せください。詳細を伺った上で、料金などをご説明いたします。